私たちのからだは、時計を見なくても朝になれば目が覚め、夜になれば眠くなる。
この『からだのリズム』をつくっているのが「体内時計」です。
実は、体内時計は一日およそ25時間。
地球の一日(24時間)と比べると少し長いため、何もしないと、少しずつずれてしまいます。
このズレを毎日リセットしているのが「光」なのです。
体内時計とは?

体内時計は、脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」にある1万個ほどの神経細胞がつくる“親時計”が中心です。
さらに心臓、肝臓、腸など全身にも小さな時計があり、それぞれが24時間のリズムで動いています。
この全身の時計たちが協調して働くことで、体温・ホルモン分泌・食欲・睡眠など、私たちの生活リズムが整っています。
便利に働いてくれる体内時計ですが、実はけっこう乱れやすいんです。
体内時計が乱れるとどうなる?

不規則な生活を続けると、体内時計は簡単に乱れてしまいます。
夜更かしやスマホの光
食事の時間がばらばら
運動不足やストレス
時差や交代勤務
こうした要因が重なると、ずっと時差ボケの状態から抜けられずに、
眠りにくい・疲れが取れない・太りやすい・気分が落ち込む…など、心身の不調につながります。
数日リズムが乱れるだけで、体調に影響が出ることもあります。
サーカディアンリズムとは?
朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、24時間に調整されます。
これを「サーカディアンリズム(概日リズム)」と呼びます。
朝の光を浴びたおよそ15時間後には、眠りに欠かせないホルモン「メラトニン」が分泌されます。
メラトニンは、質の良い睡眠、免疫力、抗酸化作用などに欠かせないホルモンで、健康にとってとても重要です。
つまり、朝の光は、夜の眠りの準備でもあるのです。
体内時計を乱さないためにできること

規則正しい生活を送るためにも、日々の習慣を大切に有意義に過ごしたいものです。
朝の習慣
- カーテンを開けて光を浴びる
- 深呼吸をして気持ちを切り替える
- 朝食を摂る
昼の習慣
- 食事の時間をなるべく一定にする
- 昼休みに外を歩いて光を浴びる
- 軽い運動やストレッチでリズムを整える
夜の習慣
- 強い光(スマホやPC)はなるべく控える
- 照明を落として暗さを意識する
- 静かな時間をつくり、心を落ち着ける
体内時計は、目に見えないけれど確かに働いている
【からだのリズム】。
それに寄り添う小さな習慣を積み重ねれば、眠りは深まり、体も心も軽くなっていきます。
今日、あなたのからだの時計はどんなリズムを刻んでいるでしょうか?
朝の光、昼のひと息、夜の静けさ…。
それら、ひとつひとつが、健康と安心につながっています。
毎朝、しっかりリセットして、少しの習慣で、体内時計を乱すことなく生活していきたいですね。


