第2章:机の上の私物が告げた。守れなかった居場所と、繰り返す失職のわたし

失職と居場所喪失 AC わたしのこと

ようやく見つけた正社員の居場所

ようやくたどり着いた正社員の仕事は、支店勤務で職場には3人だけ。
日中はほぼ一人でお留守番という環境は、人間関係のストレスも少なく、
外で長時間働くリハビリにもなっていました。

しかし、足首の骨折や、社長の急逝、業績悪化などが重なり、
勤務日数や給料が減っていきました。

やがて早期退職制度が導入され、
私は迷いながらもその制度を利用して退職することにしました。

ようやく元気に働けるようになった。
自分の居場所らしきものを失うことになる。
そんな不安でザワザワしましたが、
やはり、心の奥で「ここにいてもダメだ」と感じたからです。

病気と共に失われた仕事

再就職支援のコンサルタントがついても、なかなか就職は決まりません。
失業保険が切れる頃、ようやく派遣で働き始めました。

しかし、その直後に乳がんが見つかりました。

治療のための入院と通院が必要になり、職場には続けたいと伝えました。
当初は「仕方ないですね」と受け入れられたものの、
心労から体調を崩して倒れ、翌日出社すると机の上には私物がまとめられて置かれていました。

「がんの人は働けない」と告げられ、契約終了。

机の上に置かれた袋を見た瞬間、胸がギュッとなり、何とも言えない感覚でした。
これで何度目の契約終了だろう。
「またクビか…」
気分のままに生きてきた後悔と、将来への大きな不安がのしかかってきました。

ちなみに、この時の光景は今も心の傷として残り、
今でも自分の机に荷物が置かれていると胸が締めつけられます。

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