第7章:変えられた空間が告げた、私の居場所の終わり

居場所のおわり AC わたしのこと

仲間と作り上げた空間でのやりがい

知的障害のある社員たちと共に働く日々はやりがいに満ちていました。

彼らの成長を見守り、支え、枕木のように存在し続ける――それが私の役割だと思っていました。

しかし、忙しさの中で体は限界に近づき、心療内科の先生から「命を削っているようにしか見えない」と告げられました。

そのため、繁忙期を前に10日間の休暇を取り、一旦、職場を離れました。

居場所を失ったと感じた瞬間

休暇中、職場がどうなっているか気になって1週間で戻ったところ、私と仲間で作り上げた空間は大きく変えられていました。

「私の居場所がなくなった」と感じ、涙ながらに上司へ退職を訴えます。

上司は、私に他に行く場所がないことを知っているからこそ、働き続けられる方法を探してくれました。

私自身も、せっかく借金を完済して自由を得たのに、今辞めてしまったらどうなるのかという不安があり、結局は休暇延長という形で落ち着きました。

「いつでも戻ってきていい」という言葉

その休暇中、ハローワークに相談した流れで応募した会社の選考が進み、最終的に内定を獲得。

繁忙期を終えてから退職を決め、1か月後に職場を離れることになりました。

が、さすがに「これで良いのか?」という言葉が私の中で響き、とっても淋しい。

それでも日は過ぎていき「いつでも戻ってきていいよ」という上司の言葉に安心し、退職の日を迎えました。

しかし、この言葉が後に私を苦しめることになるとは、この時はまだ知りませんでした。

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